コンテントヘッダー

サンタが街にやってくる




「えっ?!サンタってお母さんだったの?!」
 私は目一杯驚いた声で叫んだ。

「だめだよ~、そんなんじゃ」
 お友達のマイカちゃんが言った。
「わざとらしすぎ~。知ってたことがバレバレ。声はもっと抑えて、びっくりした顔しなくっちゃ」

「そう?さっきみたいのじゃ駄目?」
「だめだめ。いくら大人たちが、私たちはなんにも知らないと考えてたとしても、そろそろバレる頃かなあ、とは内心思ってるんだから。
”あれ?もう知ってた?”ってなったら、お互い気まずいでしょう」

 ヨッちゃんもマイカちゃんに同調して言った。

 お父さん、お母さんの夢を壊さないように、いつ告白されてもいいように練習してるけど、うまくできるかなあ。今年は正直に言ってくれるかなあ。

終わり
スポンサーサイト

テーマ : ショートショート
ジャンル : 小説・文学

このページのトップへ
このページのトップへ
プロフィール

火消茶腕

Author:火消茶腕
ジャック・リッチーの短篇集を読んで、その読みやすさに感銘を受けた火消茶腕です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR